旬は過ぎたが、12月を生き延びるピーマン!

旬は過ぎたが、12月を生き延びるピーマン!

移住して、2年ももうすぐ。
畑をやりだして、漠然と、たくさんできたら野菜を誰かに買ってもらえばいいかなぁ なんてイメージを持っていたものの、基軸が「自給」にある我が農園では、「売るとはどういうことなのだ?!」というモヤモヤが常に付きまとっていました。

だって… ぐうたらするために、都市生活を捨てたんですもん。(爆)
お客さんが殺到して、毎日、あくせく働く…なんて、本末転倒!

そもそも、自然の力だけを借りて、夫婦二人でこなせる小さな畑は、そんな大勢のニンゲンを養うほどには野菜を作れません。

いったい、アンタらどうやって生計たててるの?!
という問い合わせが割と多く(特に親族から。笑)、いずれ、クローズドで我が家の赤裸々なお金の話をしたいな、とも思っています…が!

若いころから会社員時代まで、「死にやしないよ」が座右の銘のワタクシ。
今は「金はなくても生きていける!」が合言葉(笑)

さて、「金はなくても生きていける!」を実証すべく、日々、ぐうたらに生きてるこの農園で、”商売”とはなんでしょうか?
それは…

「享受した豊かさを共有する」 ということ。

うちの畑は、我が家だけで受け止めるには豊すぎる!!
出荷できない野菜を持ち帰っただけで、うちの食卓は野菜だらけ。
畑に放置しても、肥やしになって土に還り害はないが…しかし、それではモッタイナイ!!!

この、モッタイナイ気持ちに突き動かされて、日々、お野菜を送り出している気がします。

実は、畑の作物は「ワタシが作り出したもの」というより「ワタシが預かったもの」という感じがしてまして。
確かに、努力も試行錯誤もし、それなりの労力も使っているけど…

大地と水と空気より偉いことないでしょ?!

畑は、本質的には、この土地の豊かさに生かされています。
あくせく働いたところで、到底、太刀打ちできない自然の力の中で、思うようにはいかないことだらけ。ワタシは、ただ、もたらされたものを有難く頂戴しているだけなんです。その結果…

こんな厳しい自然を生き抜いた野菜たち… 無駄にしてなるものか!!!(真剣)

という思考になりました。(笑)

授かったものを、無駄にせず有難く頂戴するために、たくさんできたものはたっぷり入れて、少ないものはちょっとずつ分けて、見た目が不細工でも傷があっても、十分に美味しく食べられるものは食べてもらって。それを、心から喜んでくれる方に、余すことなくお届けする。

今のところ、そんな贅沢な商いを、やらせてもらっています♪